「油絵」とカンヴァス

一言で「絵画」と言いましても絵画を描く技法には、数多くの方法が試みられているようです。現代におきましても現代アートとして多くのアーティストたちが数々の作品を生み出し続けておりますが、古来からその技法を辿ってみますと「モザイク画」「フレスコ画」「テンペラ画」「油絵」などが展開されてきたようです。現代アートとしても多くのアーティストたちが活用している「油絵具」は、19世紀に登場したチューブ絵の具が「油絵」の発展に大きく影響しているようですが、それ以前におきましては、顔料に食用油などを混ぜ合わせて「絵具」として使用していたようです。「油絵具」とセットとして活用されているのが、「カンヴァス」と呼ばれる画布であります。「油絵」の特徴の1つに、何度も書き直すことがあげられますが、作品が売れずに金銭的に困窮するようなアーティストたちはカンヴァス代を節約するためにも何度も同じカンヴァスに作品を上書きした痕跡が伺えるような作品もあるようです。