ジョットのオニッサンティーの聖母
フィレンツェのウフィツィ美術館に、五角形の板絵が三枚置かれているそうです。これらは、縦3m、横2mを超える絵画だそうです。金箔を背景にしてテンペラ技法によって描かれた絢爛豪華な荘厳な聖母子像です。これらの祭壇画は、13世紀から14世紀の初めに描かれたものです。ドゥッチオ・ディ・ブオニンセーニャ、チマブーエ、ジョットによるものだそうです。保存や修復のためにウフィツィ美術館に移されたということです。ルネッサンスの幕開けに描かれたという聖母子像は、絵画史にとって非常に重要な作品だといわれています。そして額縁の原型を考えるうえで、これらの絵画の縁取りは、とても重要であるといえます。なかでもジョットによって描かれた『オニッサンティーの聖母』は、近代絵画の幕開けを告げる一枚であり、そして周囲の木枠も額縁として最重要と考えられています。